色とりどりの街、ポルトガル・ポルトで感じるヨーロッパの原風景

歴史と港の町が織りなす魅力的な風景
ポルトガル第二の都市「ポルト」は、観光地として急上昇中のヨーロッパの穴場的存在です。リスボンのような大都市の華やかさとは一味違い、どこか素朴で親しみのある街並みが訪れる人を魅了します。ドウロ川沿いに広がる旧市街は、ユネスコ世界遺産にも登録されており、石畳の坂道やカラフルなタイル張りの家々が、まるで絵本のような世界を作り出しています。
ポルトを訪れたら外せないスポット
まず訪れたいのは、ドン・ルイス1世橋。エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子が設計した鉄橋で、上層からはポルトの街を一望できます。夕暮れ時にはオレンジ色に染まる街並みと川の景色が絶景です。
続いて、レロ書店。ハリー・ポッターの世界観にインスパイアを与えたと言われるこの書店は、美しい曲線階段とステンドグラスの天井が印象的。観光客が絶えない人気スポットです。
さらに、地元の人に混じって楽しめるのがボリャオン市場。果物、魚、チーズ、スパイスなどがずらりと並び、ポルトの食文化に触れるにはうってつけです。
ポートワインとともに味わう地元の時間
ポルトといえば、やはりポートワインが有名。対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアには、いくつものワイナリーが並び、見学と試飲が楽しめます。深い甘みと力強い味わいは、旅の疲れを癒してくれるご褒美にも。
また、現地グルメとしてはフランセジーニャというボリューム満点のサンドイッチがおすすめ。ビーフ、ハム、ソーセージをパンに挟み、チーズをかけてグレイビーソースで煮込んだ一品は、ポルトのソウルフードとも言えます。
穏やかで豊かな「ポルトの時間」を感じて
ポルトは、慌ただしい観光地とは異なり、ゆったりとした時間が流れる場所。歴史、景色、人々の温かさ、そして美食に出会えるこの街は、初めてのヨーロッパ旅にも、何度目かの旅行にもおすすめです。
旅先で本物のヨーロッパを感じたいなら、ポルトという選択肢をぜひ考えてみてください。